公務員は社会人になってからでも目指せる？

公務員になるためには、公務員試験を受験して合格する必要があります。

公務員試験には年齢制限が設けられていることもありますが、学歴が条件になるケースはほとんどありません。そのため、すでに大学を卒業して社会人になった人でも、公務員への転職を目指すことは可能です。「公務員＝新卒であることが必要」といったことはないため、興味があるのなら社会人である今からでも、公務員を目指して行動を起こすのがおすすめです。

公務員を目指せるのは何歳まで？

公務員試験における年齢制限は、職種などによって異なります。国家公務員の場合には、30歳を上限にしているケースが多いです。そのほか、27歳、29歳、40歳などの上限もあります。

地方公務員の場合も、30歳前後が上限となっています。事前に目指す職種および試験の年齢制限を確認し、上限までに合格するためのスケジュールを立てることがポイントです。

公務員を目指して再進学するときのポイント

公務員試験を目指す際には、専門学校などに再進学して学び直しをすることがおすすめです。

公務員試験には難易度の高いものが多いため、独学ではまかないきれない可能性があります。特に働きながらだと勉強に集中できず、中途半端な結果に終わってしまうケースも多いです。公務員試験への合格率を高めるために、専門学校に再進学して本格的な学習を進めることが重要です。

以下では、公務員を目指して再進学するときのポイントを解説します。

公務員になるためのサポートが充実している専門学校を選ぶ

公務員を目指す際には、専門学校の環境を活用して効率良く勉強を進めることが重要です。
しかし、専門学校によっては公務員になるための学習環境が充実しておらず、満足のいく勉強ができないケースもあります。再進学は人生における重大な決断であるため、しっかりと公務員になるための学習ができる学校を選べるように準備しましょう。

公務員としての進路を明確にしておく

公務員には国家公務員と地方公務員があり、さらにそこから職種や職場ごとに就職先が細分化しています。具体的な就職先や興味のある仕事が決まっていないと、受験すべき公務員試験が定まらず、効果的な勉強ができない恐れがあります。公務員を目指す際には、まず将来のルートを具体的に決定し、受験する試験を明確にすることがポイントです。

再進学に対する認識を変える

再進学や学び直しは、まだまだ浸透しているとは言えないため、人によってはその決断を躊躇することがあるかもしれません。
しかし、将来を考えて再進学することには多くのメリットがあり、さまざまな経験を積む結果にもつながります。社会人になってから再進学を決断した勇気が、公務員試験の面接で評価される可能性もあります。再進学は、これからの時代、社会人のキャリアアップにも役立つ方法として広まることも考えられるため、周囲からの評価を必要以上に気にしないようにしましょう。

また、国家公務員は民間経験者採用（社会人採用）を実施しています。頻度は少ないものの、社会人であることがそのまま試験に活かせるケースも考えられます。

大学卒業後に公務員になるためのコツ

大学卒業後に公務員を目指す際には、いくつかのコツがあります。

スムーズな就職を叶えるためにも、大学卒業後だからこそチェックすべきポイントを把握しておきましょう。

大学時代の勉強を活かせる職種を目指す

大学時代に専門性の高い分野を専攻していた場合には、その知識や技術を活かせる公務員を目指すのがおすすめです。
例えば土木・建築・機械・電気電子などの勉強をしてきたのなら、技術系公務員として活躍できます。そのほか、福祉系の学校で学び、社会福祉士の資格などを有する場合には、福祉系公務員になれる条件を満たしています。このように大学で学んだことを活かせる分野を選ぶのも、公務員になるためのコツです。

社会人経験を活かせる点をアピールする

社会人時代に培ったスキルや経験を、公務員になってからも活かせるとアピールすることも重要です。
ビジネスマナーなどは、未経験の人と比較してしっかりと身についているケースが多いでしょう。公務員の仕事にも基本的なマナーやコミュニケーション能力は求められるため、社会人経験が高い評価につながる可能性があります。公務員試験の面接時などには、具体的なエピソードを交えて社会人時代の経験をアピールすることがコツです。

再進学した学校でも積極的なコミュニケーションを取る

社会人から再進学して専門学校に入った場合、周囲の生徒と年齢差に悩むこともあるかもしれません。しかし、年齢を理由に距離を取ってしまうと、コミュニケーション能力が低下し、その後の就職に影響をおよぼす可能性もあります。年齢差を気にせずに積極的に周囲と話をして専門学校に馴染むことも、再進学で効率良く学ぶためのコツです。

まとめ